【土地活用】「店舗+駐車場」併設は最強?収益安定・入居率UPに効く3つの理由と成功モデル
土地活用を検討する際、建物を建てるだけが正解ではありません。 今、ロードサイドや郊外エリアで改めて注目されているのが、 「店舗(テナント)に駐車場を併設する」という活用モデルです。
「ただの駐車場付き店舗でしょ?」と思われがちですが、実はこれ、「入居率の向上」「収益の二重取り」「リスク分散」を同時に叶える、非常に理にかなった手法なのです。
この記事では、なぜ「店舗+駐車場」の併設型が儲かるのか、その収益の仕組みと、失敗しないためのポイントを徹底解説します。
目次
なぜ人気?「店舗+駐車場併設」が選ばれる3つの理由
店舗単体で貸すよりも、駐車場をセットにすることで、土地のポテンシャルは大きく跳ね上がります。理由は以下の3点です。
理由1:強力な「集客装置」となり、テナントが決まりやすい
特に郊外や幹線道路沿い(ロードサイド)では、「駐車場があること」が入居の絶対条件となるケースがほとんどです。 「入りやすく、停めやすい」物件は、飲食店やクリニック、美容室などの事業者から圧倒的に人気があり、空室リスクを大幅に下げることができます。
理由2:駐車場が「第2の収益源」になる
併設駐車場をコインパーキング(時間貸し)として運営する場合、店舗の営業時間外や休日、あるいは店舗を利用しない一般車の利用料も収益になります。 店舗が閉まっている夜間でもチャリンチャリンと売上を生む、**「24時間稼働の収益モデル」**が作れます。
理由3:収益とリスクの分散(ハイブリッド収入)
- 店舗部分: 毎月定額の家賃収入(安定)
- 駐車場部分: 利用回数に応じた売上収入(爆発力) この2つを組み合わせることで、万が一店舗が退去しても駐車場の売上は残るため、「収入ゼロ」のリスクを回避できます。
実際いくら稼げる?3つの収益モデル(目安)
「実際にどれくらいの収益になるのか」を、代表的な3つのパターンで見てみましょう。
【モデルA】店舗+専用駐車場(一括賃貸型)
テナントが駐車場も含めて一括で借り上げる、最もスタンダードな形です。
| 項目 | 収益の目安(月) | 特徴 |
| 店舗+駐車場賃料 | 20万〜50万円 | 管理の手間が最も少ない。 駐車場代も「家賃」として固定されるため安定する。 |
→ 管理重視のオーナー様向け。 テナント側が駐車場を無料で客に開放するケースが多いです。
【モデルB】店舗+コインパーキング(相乗効果型)
店舗利用客には「60分無料券」などを渡しつつ、一般客からは料金を取る方式です。
| 項目 | 収益の目安(月) | 特徴 |
| 店舗テナント料 | 15万〜35万円 | 建物部分の固定家賃。 |
| コインパーキング売上 | 5万〜20万円 | 一般利用や時間外利用でのプラス収益。 (※運営会社への委託費を除く) |
| 合計収益 | 20万〜55万円 | 立地が良ければ青天井に稼げる最強モデル。 |
→ 駅近くや住宅街に隣接する土地向け。 店舗の集客力が駐車場の売上を押し上げます。
【モデルC】大型ロードサイド店舗(事業用定期借地など)
コンビニやドラッグストアなどの大手チェーンが入居するケースです。
| 項目 | 収益の目安(月) | 特徴 |
| 事業用借地料 | 30万〜80万円 | 建物建設費をテナントが負担するケースもあり、 オーナーの初期投資が抑えられる。 |
→ 広い土地(200坪〜)向け。 駐車場は「無料」でお客さんを集めるための装置として機能します。
この活用法が向いている土地・向かない土地
すべての土地で成功するわけではありません。以下の特徴に当てはまるなら、併設モデルは大チャンスです。
✔ 向いている土地
- ロードサイド(幹線道路沿い): 視認性が高く、車での来店がメインのエリア。
- 駅から少し離れた住宅街: 「近隣にコインパーキングが少ない」場所は、駐車場の稼働率が高くなります。
- 形がいびつな土地(L字型など): 建物が建てにくいスペースを駐車場にすることで、土地全体を無駄なく活用できます。
✔ 活用が難しい土地
- 前面道路が狭い: 車の出し入れがしにくいと、敬遠されます。
- 極端に狭い土地: 店舗面積を圧迫してまで駐車場を作ると、商売が成り立たなくなります。
「店舗+駐車場」ならではの4つのメリット
- 入居の決定スピードが早い 「駐車場付き物件」を探しているテナントは常に多いため、募集から成約までの期間が短縮されます。
- 初期コストを抑えられる 建物を敷地いっぱいに建てるより、アスファルト舗装の駐車場にする方が建築費は安く済みます。「建築費(投資)」を下げて「家賃(リターン)」を維持できるため、利回りが良くなります。
- 将来の「転用」が簡単(出口戦略) もし将来、別の活用をしたくなっても、駐車場部分は解体が不要(または容易)です。キッチンカーのスペースにしたり、コンテナ倉庫を置いたりと、柔軟に変化させられます。
- 相乗効果で賃料アップ交渉がしやすい 「駐車場があるから集客が見込めますよね?」という根拠をもとに、強気の賃料設定が可能になります。
ここだけは注意!失敗を防ぐポイント
良いことづくめに思えますが、運用方法を間違えるとトラブルになります。特に「契約関係」には注意が必要です。
⚠ ① 駐車場台数のバランス
「多ければいい」わけではありません。
- 飲食・美容室: 席数や回転率に見合った台数が必要。
- 物販: 滞在時間が短いため、台数よりも「停めやすさ」が重要。 テナントの業態に合わせて、最適な台数を設計しましょう。
⚠ ② 「無断転貸(また貸し)」のリスク
ここが最も重要です。 よくあるトラブルが、「テナントが勝手に駐車場を月極で近隣に貸してしまう」、あるいは**「勝手にコインパーキング業者を入れてしまう」ケースです。 たとえ敷地内であっても、又貸しをする場合は必ずオーナー(あなた)の承諾が必要**です。 契約書には「駐車場の転貸・用途変更には事前の書面承諾を要する」と明記しておきましょう。
まとめ:バランス最強の土地活用モデル
「店舗+駐車場併設」は、車社会のニーズに合致し、**「高収益・安定性・将来性」**のバランスが非常に良い土地活用法です。
- 店舗の集客力で家賃を安定させる
- 駐車場の稼働でプラスアルファの収益を得る
- 建築コストを抑えて利回りを高める
「うちの土地、形が悪くて建物が大きく建てられない…」 そんな場合こそ、余ったスペースを駐車場に変えることで、土地の価値が逆転する可能性があります。 まずは、「そのエリアで駐車場需要がどれくらいあるか」を調査することから始めてみてはいかがでしょうか。
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